2024-25 NBAシーズンが近づいてきており、開幕に向けて今回はコート上の他の人々に注目してみましょう。
審判員は、NBA のあらゆる試合に欠かせない存在です。審判員は、その仕事に対してかなりの報酬を得ています。以下では、審判員の給与とその構造について見ていきます。
NBAの審判員はいくら支払われるのでしょうか?
NBAの選手とは異なり、NBAの審判の給与は通常公表されません。NBAとNBA審判協会は2022年に新たな団体交渉協定を締結し、2028-29シーズンまで有効となっています。リーグの方針により、協定の条件はやはり公表されていません。
審判員がお金を稼ぐ方法はかなり複雑です。審判員の基本給は勤続年数によって決まります。基本給は毎年増加し、30年で最高額に達します。審判員がリーグで30年勤続するまで、勤務シーズンごとに基本給が増加します。審判員はパフォーマンスによって常に評価され、高いレベルのパフォーマンスを発揮することで昇進や昇給を得ることができます。
上級審判員の最高基本給は55万ドルと報じられています。これは1試合あたり約7,000ドルにあたります。報酬の最低額は約15万ドルと報じられており、これは通常の試合ノルマを超えて働くことと、プレーオフの試合で審判を務めることの2つの方法で加算されます。
最も高給取りのNBA審判員は誰ですか?
数字は公表されていないのですが、最年長のNBA審判員がリーグで最も高給を得ていると推測できます。ジェームズ・ケイパーズ、ショーン・コービン、トニー・ブラザーズ、スコット・フォスターなどがそのグループに含まれます。
過去に疑わしい注目を集めたパフォーマンスがあったため、これらの審判員のうち何人かが最高給を得ていることに異論を唱える人もいるかもしれませんが、リーグが彼らをそのレベルで評価していることは明らかです。
尚、以下にボーナスや年金などの詳細も追加しておきます。
1.給与体系
NBAの審判員の給与は、その経験やキャリアに応じて変動します。一般的に、給与の範囲は次のようなものです
- 新人審判員(ルーキー):約25万ドルからスタート
- 審判員:経験を積むと50万ドル以上に昇給
- プレーオフやファイナルの担当審判:これらの試合を担当する審判員には、$10,000(約150万円)から$30,000(約450万円)が支払われます。
この給与は、シーズン中の試合に対して支払われるものですが、プレシーズンやトレーニングの期間も含まれます。
2.ボーナス制度
NBAの審判員には、特定の試合(プレーオフやNBAファイナルなど)の担当によってボーナスが支払われます。特にNBAファイナルの試合を担当する審判員は、非常に高額なボーナスを得ることができます。
3.年金制度
NBAは審判員に対しても非常に優れた年金制度を導入しています。審判員は長期的にキャリアをおくることで、退職後に安定した年金を受け取ることができます。時期や受給額は公にはされていませんが、審判員として10年以上のキャリアを受け取ることでかなりの年金が受給できるとされています。
4.その他の福利厚生
NBA審判員には、以下のような福利厚生システムがあります。
- 健康保険:健康保険が提供されており、審判員本人とその家族もカバーされます。
- 出張手当:NBAの試合は全米各地で行われるため、審判員は頻繁に移動します。これについても十分な出張手当や交通費が支給されます。
- トレーニングとフィットネスサポート:審判員は体力や判断力が求められるため、トレーニングプログラムやフィットネス施設の利用なども支援されています。
まとめ
NBA審判員の給与制度は経験や役職にかかわらず、高額な報酬が提供されることがわかります。プレーオフやファイナルなど重要な試合でのボーナスも魅力の一つです。また、優れた年金制度や健康保険、出張手当などの福利厚生も充実しており、NBA審判員はプロスポーツにおいても非常に恵まれていると言えるでしょう。