彼は時を取り戻したいだろう。
おそらく、インディアナ・ペイサーズのセンター、トニー・ブラッドリーは木曜の夜、ワシントン・ウィザーズとの試合の中で終始そう考えていたはずだ。
残り5分を切ってペイサーズが52点リードする中、ブラッドリーはコーナーでフリーになった。彼は3ポイントシュートを打とうと構えたが、シュートは大きく外れ、バックボードの反対側に当たってアウトオブバウンズとなった。
元NBA選手で現在はファンデュエル・スポーツ・ネットワークの解説者を務めるクイン・バックナー氏は、このショットを見て思わず笑ってしまった。
「ボールは彼の手から滑り落ちたに違いない。バックボードに当たって裏側に飛んでいったんだ」とバックナーは笑いながら言った。「残念だよ、トニー、そんなふうにミスするわけないだろ!」
「彼は得点を取れたと思ったら、なんと…」バックナーはそう言うと、思わず笑い出した。
同じくウィザーズの放送もこの瞬間を楽しんでいた。
2017年にロサンゼルス・レイカーズからドラフト1巡目で指名されたブラッドリーは、今週初めにペイサーズと10日間の契約を結んだ。
ノースカロライナ出身の彼はアウトサイドシュートが得意というわけではないが、木曜の夜は13回のシュートでキャリア通算53.8%の3ポイントシュート成功率を記録した。
引用元:Sports Illustrated