メンフィス・グリズリーズのスターガード、ジャ・モラントは、バスケットボールのコツを教えるだけでなく、日本人チームメイトの河村勇輝に英語の勉強を手伝っている様だ。モラントのレッスンには、河村勇輝のカジュアルな言葉を教えることも含まれており、河村はCNNの国際特派員ハナコ・モンゴメリーとの最近のインタビューで面白おかしく語った。
「ジャ・モラントは私の兄貴のような存在です」と河村は言う。「バスケットボールの技術と英語を教えてくれます。まあ、時々悪いスラングを教えてくれることもありますが」
最近何を学んだかと聞かれると、河村は以下の様に答えた。
「これが使えるかどうかはわかりませんが、『type s—』のようなやつです。ええ、『type s—』です。」
詳しくは以下のリンクで動画を見て欲しい。
語学レッスンのお礼に、河村はモラントや他のグリズリーズのチームメイトに人気の日本菓子を渋々分け与えてきたとの事だ。
「ジェイはポイフルジェリービーンズが大好きなんです」と河村は続けた。「だからポイフルをよく食べます。でもスコッティ・ピッペン Jrはキノコの山チョコレートが本当に大好きですね。私たちのロッカーは隣同士なので、彼はよく私のロッカーからそれを盗んでますよ。」
2019年から2024年までの5シーズン、日本のBリーグで活躍した河村は、9月にグリズリーズと契約を結んだ。メンフィスのプレシーズンゲーム5試合に出場し、1試合平均15.1分の出場で3.4得点、4.2アシストを記録し、プレイメーカーとしてのスキルを披露した。グリズリーズは10月に河村をツーウェイ契約に昇格させた。これは、河村がNBAとGリーグの両方で時間を分割し、前者で最大50試合に出場することを意味している。ESPNによると、身長5フィート8インチの河村は今季のNBAで最も身長が低い選手であり、1976年のABAとNBAの合併以来、身長が5フィート8インチ以下の選手はわずか9人のみだ。
河村は昨年10月25日にNBAで初出場し、11月6日のロサンゼルス・レイカーズ戦でフリースローから初得点を挙げた。フィールドからの初得点は11月9日のワシントン・ウィザーズ戦だった。
今シーズン、グリズリーズではわずか20試合しか出場していないが、試合終了時のハイライトシーンで何度も話題になっている。そして、おそらく最も重要なのは、彼が米国で新しい友人やチームメイトと楽しい時間を過ごしているということだ。
「アメリカには、私にとって本当に大切なチームメイトや友人がいて、彼らとの生活はただただ素晴らしい」と河村は語った。
引用元:Sports Illustrated