マック・マククラングはスラムダンクコンテストに2回出場し、2回とも優勝を手にした。NBAオールスターウィークエンドの主要イベントで最高のパフォーマンスを披露した選手の一人としての地位を固めた。彼は土曜日、ネイト・ロビンソンに並ぶ唯一の3回目のダンク優勝者となることを目指す。
3連覇は素晴らしいことだが、4連覇は他の誰かに任せるつもりだ。
土曜日の結果がどうであろうと、今年はマクラングがこの大会に参加する最後の年となる。
なぜこれがマック・マククラングの最後のダンクコンテストなのか?
マククラングはダンクコンテストで自分の実力のすべてを証明した。
「今年は僕にとって最後の年になるだろう。本当に楽しかった」とマクラングはスポーティングニュースに語った。「ダンクはもうない。だから、この後も僕は出場する事はないだろう」
マククラングはダンクコンテストの大ファンだ。長年にわたり偉大な選手たちを研究し、お気に入りとしてヴィンス・カーター、ジェイソン・リチャードソン、ザック・ラビーンなどを挙げている。
「見ているだけでとても楽しいよ。みんなの試合を見るのが大好きで、本当にクールだね。」
今年はカーターの伝説的なパフォーマンスから25周年の節目の年だ。マクラングは彼を「ダンク界の象徴。彼のパフォーマンスは永遠に生き続けるだろう」と呼んでいる。
二人のうちどちらがより優れたダンカーであるかについては、マククラングはあまりにも賢明なので、自ら名指しすることはできない。
「僕の方が優れているなんて言うと、100万人が僕の頭を叩くことになるよ。尊敬する人の名前だと、自分で言うのも難しい。彼は僕のダンクヒーローの一人だから、彼を選ぶよ。」
マククラングはNBAのトップ選手の研究だけにとどまらず、ソーシャルメディアでも知れ渡っている天才、 アイザイア・リベラ やジョーダン・キルガノンなど、世界最高のダンカーたちの意見も取り入れようとしてきた。
「アイデアがあればお互いにメッセージを送り合うよ。ダンクシュートへの愛情から関係を築いていくんだ。」
その結果、このコンテスト史上最高のダンクがいくつか生まれた。昨年は最後の試みでシャキール・オニールを飛び越え、パーフェクトな50点をマークして優勝を手にした。
「うまくいけば、大成功で終わるだろうね。」
マック・マククラングはなぜNBAでプレーできないのか?
マククラングは、自分がただのダンカーではないことを証明したいと思っている。彼はGリーグでそれを証明し、1試合平均24.7得点、6.5アシスト、4.6リバウンドを記録している。昨シーズンはリーグMVPにも輝いた。
これにより、マクラングは今季マジックとのツーウェイ契約を獲得したが、今年のNBA出場時間は合計5分、キャリア通算では71分に過ぎない。
幹部やコーチは彼に、次に何を証明する必要があると伝えたのか?
「そんなに単純なことかどうかは分からない」とマククラングは説明した。「チャンスが大事だし、タイミングが大事だ。NBAでプレーできるほど優秀な選手はたくさんいるから、僕はそれを待っている。その時が来たら準備はできているよ」
マクラングは、金曜日のライジングスターズトーナメントで他の選手やコーチからインスピレーションを得ることができるだろう。
ジェレミー・リンもDリーグで圧倒的な活躍を見せ、ルーキーイヤーにオールNBA Dリーグショーケースファーストチームに選出された。リンにチャンスが与えられるまでには2年かかり、当時のニックスの選手たちは負傷者続出だった。リンはチャンスをものにし、今では他の選手たちが実力を発揮できる切望された機会を得られるよう手助けもしている。
マクラングはザ・ジェネラルが提供しているYouTubeドキュメンタリーシリーズ「ザ・ブレイク」に2シーズン連続で参加し、注目を集めている。このドキュメンタリーシリーズは、Gリーグのスター選手であるアルマンド・バコット選手とディンク・ペイト選手とともに、マクラングの今シーズンの舞台裏を紹介するものだ。
「コート外での私の本当の姿が表れている」とマククラングは言う。
ダンクシュートは見事だが、マクラングが次に追い求めているのは、保証された契約とチームのレギュラーローテーション入りだ。
引用元:The Sporting News