NBAのトレード候補ランキング

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遂に2024-25シーズンが開幕したが、キャップスペース、タックスの状況、チームのニーズ、噂など、NBAの全体像を見ると、特定の名前が強力なトレード候補としてオフシーズンを通して既に目立ち始めています。

2025年のトレード期限までに移籍させるのが最も理にかなっている選手を、可能性の高い順から順に挙げてみました。 

2024-25シーズンのNBAトレード候補ランキング

1. ブランドン・イングラム

ペリカンズは球団創設以来、贅沢税を支払ったことがない。シーズン開始時点で、税額をわずか160万ドル上回っているだけであり、つまり、2月までに資金を削減するためのトレードが行われる可能性は99.9%だ。これにより、イングラムは移籍に最も近い男かもしれない。

ペリカンズが彼を売りに出していると噂されているが、今シーズン終了後にフリーエージェントになった際に最高額の契約を希望していることを考えると、残念ながら関心は高くない。今年の年俸が3600万ドルであることも、彼をトレードするのは難しい理由となっている。 

ペリカンズはセンターの補強を切実に必要としており、ビッグマンの層を厚くして給与を少し減らすようなトレードが最終的に行われる可能性が高く、またそれが同チームが最も望む結果である。

2. ザック・ラヴィーン

ラビーンもまた、リーグ全体であまり関心を持たれていないビッグスコアラーだ。ブルズは彼を移籍させるために資産を差し出すつもりはないようで、ラビーンは健康を維持でき、今シーズンの年俸4300万ドルに見合うだけの力があることを証明する必要がある。 

ラビーンは、今年のトップ10の指名権を守ろうとしているブルズチームにとってはあまり意味がない。彼は、3ポイントシュートとシュートクリエーションをさらに必要としている優勝候補チームに、同等のサラリーで移籍させられるかもしれない。 但し、数年前と比較して著しく低下した彼の市場価値でトレードに手を挙げるチームは多くはないだろう。

3. デアンジェロ・ラッセル | 4. 八村塁

レイカーズはオフシーズンにあまり多くのことをする機会がなかったが、それはラッセルが予想外にも1870万ドルの選手オプションを行使したためでもある。彼の契約満了は、レイカーズにとってチームを強化する最も容易な選択肢である。今後2シーズンで八村が獲得する3530万ドルは、ラッセルと組み合わせることでビッグネームを獲得できるもう1つの選択肢である。 

アンソニー・デイビスとレブロン・ジェームズがオリンピックでまだ十分な実力があることを証明したことを考えると、ラッセルか八村のどちらか、あるいは両方の移籍は起こる可能性はある。現在のメンバー構成は真の優勝候補とみなされるほど優れておらず、レブロン、ADの両スターも助けを必要としている。 

5. ロバート・ウィリアムズ3世 | 6. デアンドレ・エイトン

ブレイザーズは、2024年のNBAドラフトでドノバン・クリンガンを7位で指名したため、センターローテーションが混み合っている。ESPNのブライアン・ウィンドホースとによると、両選手をトレードが行われる可能性もあるが、より確率が高いのはウィリアムズの方だという。

ウィリアムズの今シーズンの年俸はわずか1240万ドルなので、多くのチームにとって容易にマッチするだろう。一方、エイトンは3400万ドルの年俸と不安定なプレーを考えると、より厳しい相手だ。 

ブレイザーズはリーグ最弱のチームの一つになると予想されているため、どんな取引になっても若手選手や指名権の獲得を狙うだろう。ペリカンズとグリズリーズはどちらもセンターの層が薄い。トレード相手になる可能性もある。 

7. ブルース・ブラウン・ジュニア

ラプターズは、今年は素晴らしいチームにはなれないとわかっている。チームのメディアデーで、 所属選手のヤコブ・ポートルも実際にそう語っていた。

ブラウンが名簿に載っているのは、主にトレード目的のようだ。この28歳のガードは、2023年にナゲッツで優勝チームの重要なローテーションメンバーになれることを証明した。彼はプレイメイキング、カット、シュートと、攻撃面では何でもこなせる上に、万能なディフェンダーでもある。契約は2300万ドルで、プレーオフのローテーションに厚みを加えたいチームから名乗りが出るだろう。 

8. ドリアン・フィニー・スミス | 9. キャメロン・ジョンソン

ネッツは夏にミカル・ブリッジズをトレードし、2025年ドラフト1巡目指名権を再び獲得したことで後退の兆しを見せ、今シーズンはタンキングがより現実的な選択肢となった。ネッツにはまだ、フィニー・スミスやジョンソンなど、他のチームを助けることができる優秀なベテラン選手が何人かいる。

リーグ全体でウイングの選手が不足しており、両選手とも優勝争いをするチームではローテーション選手になれることが証明されている。 

フィニー・スミスはルカ・ドンチッチとマブスを離れて以来、シュート数は落ちているが、それでもキャリア通算35.5%の3ポイントシュート成功率を誇る優秀なディフェンダーだ。ジョンソンはブルックリンで過重労働を強いられているが、ノックダウンシュートを大量に決める素晴らしいサポート役になる可能性がある。

10. ジェームス・ハーデン

クリッパーズがフリーエージェントでポール・ジョージを放出することを選んだ後、ハーデンとクリッパーズの新しい契約はやや意外なものだった。特にカワイ・レナードの膝の故障が続いていることを考えると、ハーデンはこれからチームのために重荷を背負わなければならないだろう。

ハーデンは、厳しいウェスタンカンファレンスでチームをプレーオフに導く能力がなければ、喜んでトレードを要求するつもりであることを以前から示してきた。 

ハーデンは契約内容に、いかなるトレードに対しても拒否権を持っている。今シーズンの保証額は3,370万ドル、来シーズンは選手オプションで3,630万ドルだ。クリッパーズが苦戦し若返りを図ろうとするなら、ハーデンは移籍先を決定できる。 

11. ニコラ・ブーチェビッチ

サンタイムズのジョー・カウリー氏によると、ブーチェビッチの今後2シーズンの残り4150万ドルはトレード市場であまり関心を集めていないという。

オールスターに2回選出された同選手は、依然として得点とリバウンドの平均はまずまずだが、シュートは急降下しており、リーグで最もリムを守るのが下手なビッグマンの一人だ。また、再建中のブルズチームに彼が加わる意味はまったくない。 

もしローポストでの得点とリバウンドが必要なチームがシーズン中にあれば、ブーチェビッチはまさにそこにフィットするだろう。その際にブルズは彼との契約を早期に解除するのにそれほどの要求はしないと推測する。 

12. ヨナス・バランチュナス

ヴァランチュナスは、攻撃的なリバウンドではトップクラスで、ポストでは得点力のある大柄な選手である。ディフェンスでは足が遅いため、彼と一緒に試合を進めるのは難しいが、レギュラーシーズン中は多くの時間をプレーすることが可能だ。

ウィザーズはオフシーズンにバランチュナスと3年3030万ドルという妥当な契約を結んだ。リーグ内では、彼の給料が低いためすぐにトレードされるだろうと考えられていた。 

レブロン・ジェームズはレイカーズが夏にバランチュナスと契約できれば、自身のサラリーダウンも受け入れるつもりだと報じられていた。ジェームズの関心とデイビスのフルタイムセンターとしての出場への抵抗を考えると、将来的にはロサンゼルスが彼の移籍先になるかもしれない。 

13. ジョン・コリンズ | 14. ウォーカー・ケスラー

コリンズとケスラーはどちらも良い選手だが、二人の連携が全くうまくいっていない。どちらかが去る必要がある。 

コリンズは手の負傷から完全に回復し、昨シーズンは3ポイントシュートが復活した。彼は依然として優れたフィニッシャーであり、2023-24シーズンには1試合平均15.1得点を記録し、高い効率性を見せた。彼は評判ほどヘルプディフェンダーとしては悪くなく、今シーズンの2,660万ドルの年俸は、ホークスが彼を手放すのに苦労していた数シーズン前ほど厳しいものではなくなっている。 

ケスラーは売却対象となっているが、その要求価格は法外だと噂されている。SNYのイアン・べグリーによると、ジャズは夏にニックスが提示したドラフト1巡目指名権2つを拒否したという。

ケスラー選手は優れたリムプロテクターだが、スクリーンをもっと上手く設定し、攻撃面での脅威となるよう努力する必要がある。 

15. モーゼス・ムーディ

ムーディーはウォリアーズでもっとプレーするべきだが、スティーブ・カーの先発ローテーションの中で安定した居場所を見つけることができなかった。シーズン開幕前に契約延長に合意に至っているのですぐにはトレードできないが、期限が過ぎる時期に成果が見られなければ再び候補になるだろう。

その場合、この万能なシューティングガードには多くの関心が集まるだろう。昨シーズン終盤、彼がコートにいるときはいつでもウォリアーズはより良いプレーができていた。彼は貢献する方法を数多く見つけ始めていたのだが、残念ながらポストシーズンでは多くの出番はもらえなかった。

ウォリアーズがステフィン・カリーとの最後の戦いに挑むと決めた場合、ムーディーとジョナサン・クミンガの2人が明らかなトレード候補だ。ウォリアーズには、勝利に繋がるさらなる補強として移籍できる1巡目指名権が2つある。

16. ジミー・バトラー

バトラーとヒートはオフシーズンの契約延長で合意できず、トレードの噂が高まっている。 

NBA記者のニック・フリーデル氏によると、オフシーズンの初めにウォリアーズとの交渉でバトラーの名前が挙がったという。ESPNのティム・マクマホン氏は 、次にトレードされる大スターとして「少なくともバトラーに注目する声がある」と語っている。

ヒートは魅力的な資産の少ないチームで、トレード提案は限られている。バトラーの年俸4880万ドルを超える選手を獲得することはできないだろうし、もしバトラーを放出するなら、それはおそらくヒートが一歩後退し、若い選手をチームに迎え入れるというサインとなるだろう。 

引用元:The Sporting News

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