ミルウォーキー・バックスのフォワード、ボビー・ポーティスは木曜の夜、ファイサーブ・フォーラムでチームに大勝をもたらす活躍で文字通り雨を降らせた。しかし、もたらしたのは勝利の雨だけではない。
第2クォーター序盤、ニューオーリンズ・ペリカンズのビッグマン、カルロ・マトコビッチからターンアラウンド・フェイダウェイジャンプシュートを決めた。勢いに乗ってサイドラインの最前列まで後退したポーティスは、ディフェンスに戻る際にファンの飲み物を踏んでしまったのだ。
豪華なコートサイド席に座るファンは、飲み物を床に散らかしてしまうことが常である。そうなると飲み物がこぼれるのは当然だが、ポーティスが満杯の缶ドリンクを踏んでしまい、コート中と、その周囲にいた全員に飛び散ってしまったのだ。
びしょ濡れになったポーティスは混乱した様子で振り返ったが、それでもディフェンスのポゼッションを続けた。ペリカンズはすぐに反対側で3ポイントシュートを決め、バックスが再びオフェンスに転じるとプレーは中断された。
チームスタッフは床の汚れを素早く拭き取り、ポーティスはタオルで体を拭かなければならなかった。このシーンの全編はこちらでご覧いただけます。
害もなければファウルもなし。ディフェンスでポゼッションを完遂したポーティスの功績も称えたい。ファンは大笑いしたが、一人だけは新しいドリンクが欲しかったようだった。
バックスはホームでペリカンズに136-111で勝利し、ポートティスは14得点、8リバウンドを記録した。ミルウォーキーはデトロイト・ピストンズとの2試合でレギュラーシーズンを終える。この試合で両チームはイースタン・カンファレンスのプレーオフで5位か6位のシードを獲得するかを争う。
引用元:Sports Illustrated