76ersは2025年のNBAロッタリーに稀有かつ不安定な立場で臨むことになる

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フィラデルフィア・セブンティシクサーズは、本来このような状況に陥るはずではなかった。シーズン開幕に際し、シクサーズは優勝争いに復帰する意志を明確に示していた。ポール・ジョージとマックス契約を結び、ジョエル・エンビードとの契約を延長した後、目標はプレーオフでのさらなる活躍だった。

しかし、それは叶わなかった。ジョージとエンビードの度重なる怪我により、シクサーズはコンスタントに健康を取り戻すことができず、現在フィラデルフィアはNBAで5番目に悪い成績という、予想外のシーズンを送っている。

シクサーズは全体1位指名権を獲得するチャンスがあり、将来スーパースターになると期待されているクーパー・フラッグをドラフトで獲得できる。彼をドラフトできれば、2025年シーズンの惨憺たる結果を補うだけでなく、フラッグだけでもシクサーズの今後10年ほどの基盤が築かれることになるだろう。

しかし、シクサーズの指名権が全体6位を下回れば、この悲惨なシーズンはさらに悪化する可能性がある。7位以上になれば、オクラホマシティ・サンダーに指名権が渡ってしまうのだ。シクサーズは2020年のアル・ホーフォードとのトレードで、トップ6プロテクション付きでその指名権をオクラホマシティ・サンダーに譲渡した。

フィラデルフィアは当時も2025年シーズンも、ホーフォードが大失敗だったため、この指名権をあまり重視してなかったのである。シクサーズは、この指名権に大した価値はないと考えていたからだ。5年後、この指名権がフィラデルフィアの将来にどれほど大きな影響を与えるかは明らかで、フラッグを獲得できる確率は10.5%、指名権を失う確率は36%となっている。 

これは非常に稀な状況である。なぜなら、ロッタリーの時期になると、シクサーズにとって状況が完璧にうまくいく可能性もあれば、計り知れないほど悪い結果になる可能性もあるからだ。ピンポンボールによってチームの見通しがこれほど大きく変わるのは珍しいことと言える。

引用元:The Sporting News

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公平に言えば、シクサーズがロッタリー指名権を1位ではなく2位から6位の間で獲得できれば、どんな状況であろうと彼らにとってはかなり良い慰めとなるだろう。しかし、ロッタリーでフィラデルフィアがクーパー・フラッグを獲得するか、全く何も得られない可能性が高いというのは、驚くべきことだ。

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