ウォリアーズがトレードに興味を示していたにもかかわらず、デュラントはチームに戻ることを望まなかった。
ゴールデンステート・ウォリアーズは、2025年のNBAトレード期限を前にケビン・デュラントの復帰を模索していたが、デュラントは最終的に再結成の可能性を断った。ウォリアーズでプレイ中にNBAファイナルを2回制覇し、NBAファイナルMVP賞も2回受賞したにもかかわらず、デュラントはゴールデンステートへのトレード復帰に反対していた。
ウォリアーズはデュラントとのトレードに興味があると報じられており、そのためにはドレイモンド・グリーンを手放す可能性もあったが、デュラントは自身初の優勝に貢献したフランチャイズへの復帰に「冷淡」だった。ウォリアーズはデュラントの希望を尊重することに決め、別の方向に進み、マイアミ・ヒートからジミー・バトラーを獲得した。
2016年にデュラントをウォリアーズに連れてきた人物であり、トレード期限前にもデュラントと話をした元ウォリアーズゼネラルマネージャーのボブ・マイヤーズ氏は、デュラントがウォリアーズに戻りたくない理由として考えられることを述べた。
「ケビンは2016年にどこへでも行けたはずだ…ウォリアーズに行ったが、結果的にウォリアーズに来たことで批判を受けたのは彼だけだ」とマイヤーズはESPNで語った。「私も、ジョー・レイコブも、スティーブ・カーも、ステフィン・カリーも、ドレイモンド・グリーンも批判を受けなかった。批判を受けたのはケビンだけだった」
デュラントがウォリアーズに入団する前、彼の経歴に欠けていた唯一の実績はチャンピオンシップ獲得だった。ウォリアーズに入団すると決めた当初、彼は、過去2回のNBAファイナルに出場し、彼抜きで1回優勝したウォリアーズに入団することで「楽な道を選んだ」として、多くの非難を受けた。
マイヤーズ氏はまた、最近デュラントと会話した際に、このスーパースターはフェニックス・サンズを離れたくないと発言した。「『どこにも行きたくない』とデュラントは言った。『トレードされたくない』」
マイヤーズはまた、ゴールデンステイトがデュラントとのトレードを強要しなかったことを嬉しく思っている。「ウォリアーズがケビンの要求を尊重したのは正しい判断だったと思う」とマイヤーズは語った。
デュラントとゴールデンステイトの再会は大きな見出しになるだろうが、バトラーが加わった新生ウォリアーズも十分に楽しめるはずだ。
引用元:Sports Illustrated