オールスターのスターターが発表されたとき、一人の名前が目立って欠落していた。
ビクター・ウェンバニャマは、ウエスタンカンファレンスのフロントコートの座を争う3人のうち、ファン、選手、メディアの投票を合わせた投票でニコラ・ヨキッチ、レブロン・ジェームズ、ケビン・デュラントに敗れ、4位となった。
ウェンバニャマは間違いなく控え選手としてチームに指名されるだろうが、レブロンやKDよりもスターターに指名されるべきだった。彼は3人の中で最高の選手であり、特に差はない。
ビクター・ウェンバニャマのレブロン・ジェームズとケビン・デュラントとの対戦成績
ジェームズは今でも優れた選手だが、22年目であり、全盛期から程遠いのは明らかだ。17年目のデュラントも同様だ。2人とも引退するまではオールスターの控え選手であるべきだが、先発の時代は終わった。新世代が名誉ある地位を引き継ぐ準備ができている。
3 人の選手はいずれも、ボックススコアの観点で見ると素晴らしい年を過ごしている。得点、パス、リバウンド、または全体的なプレーをどれだけ重視するかによって、どの選手を選ぶかは変わってくるだろう。
統計(ゲームあたり) | ケビン・デュラント | ビクター・ウェンバニャマ | レブロン・ジェームズ |
---|---|---|---|
ゲーム | 33 | 37 | 39 |
ポイント | 27.2 | 24.6 | 23.6 |
リバウンド | 6.5 | 10.8 | 7.7 |
アシスト | 4.1 | 3.8 | 8.9 |
これらの基本的な統計はコートの守備面を捉えていないが、ウェンバンヤマはそこで圧倒的な優位に立っている。今シーズン65試合に出場すれば、彼は当然ながら年間最優秀守備選手賞を受賞するだろうが、一方ジェームズとKDは平均以下の守備選手に負けている。
統計 | ケビン・デュラント | ビクター・ウェンバニャマ | レブロン・ジェームズ |
---|---|---|---|
スティール | 0.8 | 1.1 | 0.9 |
ブロック | 1.4 | 4.0 | 0.6 |
6フィート以内の被FG% | 51.2% | 49.5% | 66.4% |
防御的EPM | +0.1 (178位) | +3.1 (4位) | -0.6 (300位) |
チーム守備ランク | 23位 | 17位 | 21位 |
レイカーズは守備面で恥ずべき結果を残しており、特にトランジションでは努力がまったく足りていない。ジェームズはディフェンス面でプレーを控え、できる限りエネルギーを温存し始めた。彼がいないとチームの成績が悪くなることを考えれば、このアプローチは必要不可欠であり、彼は今年3試合しか欠場していない。彼はまだ時々ハイライトとなるチェイスダウンブロックを見せているが、一貫性はもうない。
サンズは、ロースターの高齢化とセンターの不在により、守備面でも混乱している。デュラントはジェームズほどは急激に衰退していない。彼は依然としてウィークサイドのリムプロテクションを提供し、ほとんどの対戦で自分の力を発揮できるが、8年前に最優秀守備選手に投票されたときと同じレベルには程遠い。
サンズとレイカーズがスター選手のカバーを固める一方で、スパーズはスター選手に支えられている。ウェンビーの次に守備の才能がある選手はほとんどいないが、彼はすでにリーグ史上最高のリムプロテクターの一人と言って差し支えはない。
ウェンビーの威圧感は桁外れだ。
超オタク的な総合的なインパクト統計を調べ始めると、ウェンバンヤマのケースはさらに明確になる。彼は他の2人よりはるかに優れているのだ。
統計 | ケビン・デュラント | ビクター・ウェンバニャマ | レブロン・ジェームズ |
---|---|---|---|
ダーコ | 3.2 (15位) | 5.3 (5位) | 2.8 (25位) |
推定プラスマイナス | 3.0(35位) | 5.8 (3位) | 1.7(62位) |
ボックスプラスマイナス | 3.2(30位) | 7.2(4位) | 5.4 (11位) |
レブロン | 1.1(69位) | 3.7 (8位) | 1.8(40位) |
インパクトの統計は、目視によるテストとほぼ一致している。ジェームズとKDはどちらもまだ非常に優れた選手だが、どちらもNBAのトップ5の選手ではもはやなく、ウェンバンヤマはそうなのだ。コートの両端で試合を支配する彼の能力は、現在3、4人の選手にしかできないだろう。
オールスターゲームは、オールNBA投票よりもファンが見たいものを提供することが目的であり、オールNBA投票は実力に基づいてトップ選手に報酬を与える。ファンはウェンバニャマよりもジェームズとKDを高く投票したので、その観点からすると、彼らがウェンバニャマよりも先発に選ばれたのは理にかなっている。
シーズン後のオールNBAチームはまた別の話だ。ウェンバンヤマはジェームズやKDよりも西地区のファーストチームに入るはずだ。また、怪我さえなければ、今後10年以上は先発でいられるはずだ。今が彼の時なのだ。
引用元:The Sporting News