毎試合こんなものが見られるわけではない。
木曜の夜、バークレイズ・センターで行われたイースタン・カンファレンスのクリーブランド・キャバリアーズとブルックリン・ネッツの試合中、一瞬時間が止まったかのようだった。
第3クォーターの序盤、キャバリアーズのガード、ドノバン・ミッチェルがゴールに向かって走り、ニック・クラクストンの伸ばした腕越しにレイアップシュートを放った。ボールはガラスに触れ、リングに当たって跳ね返った後、バックアイアンに落ち、約5秒間そこに留まったのだ。
コート上の 10 人の選手全員が立ち止まり、バスケットボールがリングの上で揺れているのを見ていたが、ついに落ちてしまった。ボールはミッチェルにタップで戻され、ミッチェルはボールをゴールに押し込もうとしてファウルを受けた。
「オー、オー！」と、実況アナウンサーのライアン・ルオッコはYESネットワークの放送で叫んだ。
なんとも奇妙な瞬間であった。
試合の残りは予想通りの展開となり、イースタン・カンファレンス首位のキャバリアーズがネッツに110対97で快勝した。
引用元：Sports Illustrated
