オクラホマシティ・サンダーは、2024-25 NBAシーズンでまさに驚異的な活躍を見せている。26勝5敗の成績でウエスタンカンファレンス首位につけており、同カンファレンス次点のチームとは5ゲーム差で、現在、オクラホマシティはリーグを席巻する存在だ。
そして、この成功の多くは、スターポイントガードであるシェイ・ギルジャス・アレクサンダーなしには成し遂げられなかっただろう。
SGAがNBA MVPを獲得
今シーズン、ギルジャス=アレクサンダーはこれまで1試合平均31得点を記録しており、これはNBAで2位、彼は3シーズン連続で平均30得点以上を記録している。1試合平均6.2アシスト(NBAで21位)、5.6リバウンド(ガードの中では10位)、1.9スティール(リーグ3位)と合わせて、SGAはリーグMVPを狙える位置にいる。
アレクサンダーはNBAの主要カテゴリーすべてでトップに立っているだけでなく、リーグ最強のチームの1つで攻守両面で活躍している。現時点でサンダーはNBAで最高のネットレーティング(12.1)と最高のディフェンスレーティング(102.9)を誇っている。チームとして、OKCは1試合あたりのスティール数(11.8)とディフレクション数(22.6)が最も多く、また1試合あたりのルーズボール回収数(5.6)では2位、1試合あたりのブロック数(6.2)では4位につけてもいる。
さらに、オクラホマシティは今季リーグで最もターンオーバーが少ない(11.7)。NBAの歴史上、スティール数でリーグトップに立ち、ターンオーバー数でも1位になったチームは一度もない。オクラホマシティはまさにそれを達成するペースで進んでいる。
SGAが今シーズンどれほど素晴らしい成績を残したかをさらに示すために、彼が出した統計をさらに紹介しよう。
統計: | リーグランク: |
個人プラス/マイナス | 1位 |
ポイントガードのスティール | 1位 |
ポイントガードのブロック | 1位 |
合計ポイント | 1位 |
合計ショット数* | 1位 |
ウィンシェア | 1位 |
ディフェンスウィンシェア | 1位 |
オフェンシブウィンシェア | 3位 |
ボックスプラス/マイナス | 2番目 |
オフェンスボックスプラス/マイナス | 2番目 |
ディフェンスボックスプラス/マイナス | 3位 |
代替選手よりも価値がある | 2番目 |
個人ディフェンス評価 | 2番目 |
* = 試投数1位ではない、またはフィールドゴール失敗数トップ5ではない
SGAに関して恐るべきは、最高のチームメイトの一人であるチェット・ホルムグレン抜きでも、このすべてを行っている点だ。シェイがコートにいるときはいつでも、サンダーはリーグ最高のオフェンスチームであり、最高のディフェンスチームでもあるのだ。
これがどれ程驚異的かというと、ギルジャス=アレクサンダーが今シーズンのような活躍を見せているのは、1995-96シーズンのマイケル・ジョーダン以来のことであるという事実だ。
もし彼が健康を維持し、このリーグ最年少のチーム(24.15)を2年連続でウェスタンカンファレンスの第1シードに導きながら数字を維持できれば、2024-25シーズンのNBA MVPが誰であるかは疑問の余地がないだろう。
引用元:The Sporting News