コートの色が多ければ多いほど楽しい。
NBAコミッショナーのアダム・シルバーは、2024年にエミレーツNBAカップとして名称変更されるリーグのシーズン中トーナメントを成功させるために全力を尽くした。ラスベガスの明るい光、特注のコート、そして勝ち進んだチームへの賞金。
ミルウォーキー・バックスとオクラホマシティ・サンダーの間で行われた2024年NBAカップ決勝を前に、シルバー氏は、まだ初期段階にあるこのトーナメントをより良いものにするために、将来的な調整に前向きであると述べた。
トーナメントの最初の 2 年間は、最終 4 チームがラスベガスに遠征し、T-モバイル アリーナで準決勝と決勝戦を戦った。グループ ステージと準々決勝はホームコートで行われ、 NBAカップの重要性を印象付けるためにカラフルなコートデザインなどが施された。
NBAカップは、レギュラーシーズンの序盤からプレーオフのような雰囲気を醸し出していた。しかし、最後の4チームのファンはまだラスベガスに大挙して足を運んではいない。バックス対サンダーの決勝戦のチケットは、最も安い席で44ドルと驚くほど手頃だ。アラシュ・マルカジ氏によると、準決勝のチケットは二次市場でそれぞれ29ドルと39ドルだった。
入場料が安くなったのは準決勝に進出したチームの選抜によるものと思われるが、シルバーは、極めて重要なNBAカップの最終戦により多くの地元ファンを会場に呼び込むために、会場を再評価するかもしれない。
AP通信のティム・レイノルズによると、シルバーは来年のNBAカップ決勝戦が地元で開催される可能性があると述べた。シルバーはまた、試合がラスベガスに戻る可能性も残している。
NBAがリーグ拡大の準備を整えれば、ラスベガスが新フランチャイズ候補リストの最前線に躍り出るだろうとの憶測があり、そうなればリーグはいずれにせよNBAカップの開催地を再検討せざるを得なくなるかもしれない。
NBAが決勝戦をホームコートで開催することに決めた場合、緊張感が増すことで、まだ始まったばかりのNBAカップに新たな要素が加わることになる。さらに、あの豪華で鮮やかなデザインのコートでさらに数試合開催したいという希望も生まれる。
今後のシルバーの手腕の見せ所に注目が集まっている。
引用元:Sports Illustrated